LIFE SHIFT

三十歳の原点~LIFE SHIFT~

社会人大学院生の日記。新たな働き方を模索中。

手放すこと。

私の名前は、高城剛。住所不定、職業不明

高城剛『私の名前は高城剛。住所不定、職業不明。』

ハイパーノマド生活を実践している先駆者がいることを、とても心強く感じます。核心をついたシンプルな言葉の数々に、説得力があります。

著者は、「失うことは得ることへの第一歩」として、所有していた物の9割を処分し、一定の居住地を持たずに世界じゅうを飛び回っているらしい。さらに、「アイデアと移動距離は比例し(中略)日常から離れれば離れるだけ、俗と欲がなくなり、自身が活性化しアイデアが湧き出ます。」とも言います。

 

私の好きな言葉に、「放てば手に満てり」という禅の教えがあります。

手でつかめるものには限りがあり、握りしめるほどに手からこぼれ落ちていく。しかし手を開いて、つかんでいたものを解き放てば、手のひらは無限に満たされる、という意味です。

東日本大震災を経験し、多くを失ったことで、価値観や生き方がシンプルになってきたように思います。究極的には、この体、この命ひとつあれば十分だと思っています。

日々の生活も、高城さんのように、もっともっとシンプルに身軽になれるんですね。

最近は、行動範囲も狭くなりがちでした。また旅にでようかな。