LIFE SHIFT

三十歳の原点~LIFE SHIFT~

社会人大学院生の日記。新たな働き方を模索中。

結婚式は壮大な茶番である。

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いきなりdisってすみません。私は、結婚式が苦手です。

よく、結婚式は花嫁のものと言いますが、自分のためなら絶対にやりません。やるとすれば、誰かのためにやると割り切る以外にない。嫁にいって、義理の両親が伝統的な結婚式を切望したらどうしよう。

こんな私ですが、友人や親せきの結婚式に出席すれば、人並みに幸せな気持ちになって涙流したりします。あくまで、自分の結婚式を想像したときに、拒絶反応を示してしまうということです。ご容赦ください。

結婚式が苦手な理由

1.新郎新婦のおひなさまのような見世物感

いい年した大人が(失礼)、全身飾り立てられて高砂席で金屏風の前に並んで座らされるなんて…あんな羞恥プレイ、耐えられそうもないです。

2.異なるグループがいっぺんに集まる違和感

人間は生きる場所によって、それぞれ異なる顔・立場・役割を持っています。家族の顔、幼馴染の顔、友人の顔、同僚の顔、上司に対する顔など。普段は絶対一緒になることがない異なるグループが、いっぺんに集まるあの雰囲気が、違和感ありすぎでまったく落ち着かないのです。

3. 形式的な上司のあいさつ

頼まれる方も、だいぶめんどくさいでしょう。頼む方も、多くの場合は形式的に頼んでいるだけなので、特に思い入れはありません。そして聞く方も退屈するだけです。いったい誰にメリットがあるの。

4. 余興

余興まで準備してお祝いしてくれるのは、本当にありがたい。でも、友人たちの中には、断れなくて無理に参加している人が必ずいます。私も頼まれて歌ったり踊ったりしたことありますが、ここだけの話、憂うつでした。これは、祝福の気持ちとはまったく別モノ。お祝いの気持ちは、それぞれが自分なりの方法で示せばいいと思います。

5.意味不明な恒例イベント

結婚式の恒例イベントといえば、新婦の手紙、ケーキ入刀など。両親への感謝の気持ちは、公衆の面前で涙流して披露しなくてけっこう(と言いながら、友人の結婚式では号泣)。初めての共同作業がケーキ入刀ってなんなんでしょう。まったく意味不明。

6.時間的、金銭的、精神的負担が尋常じゃない

これが一番切実。招待する方はもちろん、出席する方もそれなりの負担です。ドレス買って、ヘアメイクをお願いして、ご祝儀包んで、交通費かけて…手間もお金も時間もかかりますが、めでたいことだから誰も文句言いません。自分が主催者になったら…と考えるだけで、結婚自体考え直したくなるくらい、どん底ブルーな気分になります。

7.引き出物問題

感謝の気持ちを表すはずが、大きな荷物にして持って帰らせることになるなんて、どうかしてると思うのは私だけでしょうか…。

総括:最終的に、誰のための式かわからない。

結婚は、当人だけのものじゃない。結婚式も、両家のための式であるという意見がありますが、いったいいつの時代の話をしてるんでしょう。

オトナになってまで、自分のことを親に決めてもらうような自立心のない子に育ててもらった覚えはありません。

家族も大事ですが、やっぱり第一義的には本人たちの問題です。

花嫁姿を見せるなら、親族だけでささやかな式を挙げるのはアリ。みんなで写真撮って、軽く食事会して解散。それならいい。

友人関係は、グループごとにゆっくり順番で、結婚報告がてら飲み会でも開くのが、肩がこらずよさそう。

 

ということで、さんざん文句言ってきましたが、結局流されて普通の式をやってしまうかもしれません。あしからず。

※冒頭画像:https://unsplash.com/