LIFE SHIFT

三十歳の原点~LIFE SHIFT~

社会人大学院生の日記。新たな働き方を模索中。

冬がくれば思い出す。ぎっくり腰で困ること

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あー。やってしまった…

毎年、冬になると思い出すあの感覚。何気ない動作で前触れなく訪れる「ヒクっ」とした腰が抜けるような感覚。今年もやってきました。

周りからはまだ若いのにー?と言われますが、いえいえ、もう30歳を過ぎました。というか、かれこれ10年くらい、毎年のようにぎっくり腰を繰り返しています。シャワー中にヒクっとなって、びしょ濡れのままお風呂から這って出たあの日。出張中に腰に衝撃が走って、冷や汗をかきながら仕事したあの日。朝ベッドから起き上がろうとしてそのまま動けなくなったあの日。どれも忘れがたい思い出。

私の場合、主な原因は筋肉疲労+筋力低下らしい。病院で痛み止めと消炎テープ(湿布みたいなやつ)をもらって、ひたすら安静にするしかない。痛みがなくなったら筋トレ(腹筋・背筋)して再発予防に努めなければならないのだけど、喉元過ぎればなんとやらで、なかなか続かないまま次の冬を迎えるのです…。

ぎっくり腰で困ること

座ってられない

ぎっくり腰になると前かがみの姿勢がつらくなるので、座っていられなくなります。とはいえ、仕事を休み続けるわけにいかないので、我慢して座ります。すると今度は、立ち上がるのが一苦労。体が折れ曲がった状態で固定されてしまったかのように、上半身を起こすことが難しくなります。痛みをこらえてゆっくり体をまっすぐにしていくと、腰からメリメリと音がするような感覚があります。

寝返りが打てない

痛みがひどいときは、寝ていることしかできないのですが、同じ姿勢で寝ていることもつらくなります。寝返りを打ちたくなったら、ベッドの端につかまってゆっくり体の向きを変えます。意識があるうちはいいけれど、眠ってしまって無意識に寝返りを打ってしまったときの代償は大きく、「ひぃっ!!(泣)」となって夜中に何度も目が覚めることに。

靴下が履けない

前屈の態勢がとれないので、靴下を履いたり、パンツを履いたりすることが難しくなります。家族がいれば助けを求めることができますが、このときほど一人暮らしに絶望することはありません。足先の方に靴下を投げるようにして、うまくひっかかるまで何度もトライします。涙ぐましい長年の努力の結果、今ではだいぶコツを習得しましたが、最初の頃は身支度にとても時間がかかりました。

くしゃみの恐怖

ぎっくり腰のときに最も怖いのは、くしゃみです。避けられるものなら避けたい。鼻がムズムズして来たら、すぐさま鼻を強くつまんでくしゃみを止めます。それでも収まらなかったら臨戦態勢に入ります。ひざを曲げて腰を落とし、両手で腰を固定するようにして(コルセット代わり)、来たるべきそのときを覚悟して待ちます。できるだけ最小限の規模のくしゃみになるよう努めます。

湿布をどこに貼っていいかわからない。全部いたい。

ぎっくり腰になると、炎症部分は痛みで力が入らなくなります。それをカバーするために、腰周辺の筋肉が活躍します。そうすると、だんだん周辺の筋肉が疲れてきて、痛みが出てきます。そのうち背中の方まで痛くなって、それでも我慢して動いていると感覚がなくなってきます。こうなったらもう、横になって体を休めるしかないのですが、仕事中だとそうもいかない。薬を飲んで、消炎テープを張るのですが、そのときにはもうどこが痛いのかよくわかりません。ピンポイントで貼ることは諦めて、空間を埋めるように複数のテープを貼ってしまいます。

治りかけのヒクッ(=再発)

痛みがひいてきて、そろそろ動けるようになってきたなーと思った矢先に、ふたたび何気ない姿勢によって再発することがあります。このときばかりは、もう泣きたい気持ち。そうして、ひと冬に2回、3回と繰り返した年もありました。

まとめ:動きが春日みたいになる

ぎっくり腰になると、俊敏な動きに対応できなくなって、オードリー春日のようにゆったりとした堂々たる動きになります。横断歩道を渡っているときに信号が点滅しても、走ったりしません。偉い人に会っても、急に立ち上がったり、ペコペコお辞儀したりしません。とにかく体の軸をぶらさずに、ゆっくりと歩き、ゆっくりと座り、ゆっくりと落ちた物を拾います。悠然と構えているように見えても、まったく余裕はありませんので、困っている人を見かけたらぜひ手を貸してあげてくださいませ。