動き出せば、また新たな変化がある。
無事に中欧旅行を満喫して帰国し、時差ボケのまま引越をして、新転地でパートナーと合流し、そのまま役所で入籍手続を行い、このたび晴れて妻となりました。退職した喪失感や地元を離れる寂しさを感じる暇もないほど、狙いどおりの(⇒過去記事)目まぐるしい日々でした。
新生活はまだ10日ほどしか経っていないけれど、これまでの疲れが癒えるような穏やかな毎日を過ごしています。今は仕事もないので、(博論作成の合間に)住環境を整え、日々の食事を準備するといったような、いわゆる「専業主婦」然とした振る舞いを思いのほか楽しくやっています。ノンストレスの温室暮らしをしていると、このままでいいかーという気持ちになるかと思いきや、そんなことはなく、やっぱりまた働きたいなとか、次はこんなことがしたいなといった前向きな思いがフツフツと湧いてきます。
そんななか、近隣の大学から、私の専門分野の講義に関して非常勤をやらせてもらえる可能性が出てきました。その一方で、夫が別の大学からオファーを受けて、来年度転任する可能性まで浮上してきました。
人生は本当に変化の連続で、動き出せばそこでまた新たな変化を余儀なくされるものだということを、いま切に実感しています。退職について悩んでいた7年は、今となっては時が止まっていたように感じられるほど。もうあの頃のように、考えすぎて立ち止まって人生の貴重な時間を浪費したくない。とりあえず、変わっていく日々のなかでこの「今」を楽しみ尽くすことが、ここ最近の目標になりつつあります。