LIFE SHIFT

三十歳の原点~LIFE SHIFT~

社会人大学院生の日記。新たな働き方を模索中。

製品化希望!まだ世にないけれど、産後に欲しかったものリスト ~新生児編

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妊娠中から産後に必要なものをあれこれ準備しましたが、いざ生まれてみると、産前には予測不能な必要物品がいくつかあって、その多くを買い足しました。なかには、探しても探しても希望に合うものが見つからない、そもそも製品化・サービス化されていなかったり、類似品は出ているが理由があって使えない、といったことがありました。

産後8か月が経過し、新生児の頃の記憶が薄れてしまう前に、思い出しながらリスト化してみます。あくまで一個人のニーズですので、そんなもん要らんという人が多数と思いますが、もしベビー用品の製品開発者の方が見ていたら、ぜひとも商品化おねがいしまーすという気持ちでメモします。

1.どんな哺乳瓶でも高速で人肌にする器械

我が家は産後、思うように母乳が出なかったため、ミルクとの混合でした。ミルクはだいたい3時間おきに飲ませるよう指導されますが、新生児の頃は特に、3時間も経たないうちに、何の前触れもなくお腹を空かせて急にギャン泣きします。瞬間湯沸かし器状態。それも、生きるか死ぬかの切迫感です。そうなったら、悠長にお湯を沸かして粉ミルクを溶かして人肌に冷ましている余裕はありません。我が家では時間短縮のため、授乳が終わったら、次回分のミルクをあらかじめ作って冷蔵庫で冷やしておいて、次の授乳のときにそれを温めて飲ませていました。(※自己責任です)

しかし!この「温める」工程もけっこう時間がかかる。かかるといっても、せいぜい5分程度ですが、この世の終わりかという大絶叫を聞きながら、片腕でゆらゆら抱っこしつつ、熱湯に漬けている哺乳瓶の温度を確認し、あぁまだ冷たいと待ち続ける5分は本当に長い。うっかり温めすぎてアツアツになってしまったら、今度は哺乳瓶を氷水に漬けたりして冷まさなければならず、その間も泣き叫ぶ赤子を抱いてウロウロして、それが深夜だったら、なんかもう涙出てくるぐらいツライです。

この5分を1分に短縮してくれて、ちょうどいい人肌になったらお知らせしてくれる高機能哺乳瓶があったら良いのに!!

これ、実は類似品がすでに販売されています。その名もyoomi。専用哺乳瓶をウォーマーにセットしてボタンを押すだけで、60秒で適温に温めてくれる高機能哺乳瓶。素晴らしい。

使わなかった理由:yoomi専用の哺乳瓶しか使えない

でも残念なことに、yoomi専用の哺乳瓶しか使えない。母乳育児を目指している人は、乳頭混乱が起きにくいように、母乳相談室とか母乳実感など特定の哺乳瓶を使ってトレーニングしている人が多い。これが使えないのは困るので、我が家ではyoomi断念。もちろん製品のコンセプトはとても良くて、yoomi哺乳瓶でOK!という方はマストバイだと思います。どのメーカーの哺乳瓶でも使えるウォーマーが製品化されていたら、多少お値段が張っても欲しかったなぁ。

 

2.ハンズフリー搾乳機

最初の頃、我が子はNICUに入っていて母乳を届けなければならなかったので、自宅で搾乳をしていました。当初は手搾りだったけど腱鞘炎になりかけて、メデラの自動搾乳機を購入しました。

でもこれ、20-30分近く両手がふさがってしまいます。産後はとにかく時間が足りなくて、体を休めたり他のことをしたくても、胸に搾乳機を当ててじっと待つしかない。特に子どもが眠っている間に搾乳していたので、TVを付けることもできず、スマホをいじることもできず、3時間おき1日8回の搾乳時間はとても苦痛な時間でした。そんなとき、ハンズフリーの搾乳機があれば!と思ったものでした。

実はこれも、すでに製品化されています。搾乳機ではなく、搾乳機を取り付けられるブラジャーという形で。画像を貼ってみましたが、すごい絵力。

ハンズフリー授乳下着 授乳ブラ 産後搾乳機専用ファスナーブラ マタニティー授乳下着 …(L)

使わなかった理由:乳腺を押さえる必要があり、結局手は空かなかった

でも残念なことに、我が家ではこれも採用できませんでした。なぜなら母乳の出が良くなかったため、おっぱい周囲の乳腺を押さえながらでなければ、十分な量の搾乳ができなかったからです。これを付けて搾乳機を手から離しても、結局、両手は乳腺を押さえているので意味なし。あえて言えば、これがなければ片方ずつ搾乳することになるので、それを一気に両方できるという意味で時短にはなるかもしれません。乳腺を軽く押さえてくれる機能までメーカーに要望するのは、さすがにマニアックすぎて需要がないでしょうね…。それよりなにより一番いいのは、腕が4本になることですね。

 

3.産科での円座レンタルサービス

産後は、分娩時にバチンと切られた会陰切開の傷が痛くて、円座なしにはどこにも座れませんでした。入院中は産科にたくさんある円座を使い放題ですが、家に帰ってからがほんとーに大変。どこにも座れない。かといって、医療用のがっちりした円座って、買うとけっこう高いんです。お手頃な価格の空気を入れるタイプや低反発のものもありますが、座り心地が安定しないせいか痛みが出たりして、クッションが固くがっちりした作りの医療用円座が最強でした。

これ、大きめの産科だったらまとめて購入して、産後のママたちにレンタルしてくれたら良いのになーと思いました。せいぜい1ケ月くらいしか使わないので大きな収益にはなりにくいと思いますが、ニーズは確実にあるので、一定の回転率でまわるサービスだと思います。

 

4.夜泣き対策の完全防音空間

我が家は賃貸なので、夜泣きによる近所迷惑については出産前から頭を悩ませていました。もちろんご近所には産後すぐ菓子折り持参でご挨拶にうかがっていましたが、それでは許してもらえないだろうというレベルの夜泣き。自分が眠れないとかツライとかそんなことより、ご近所に申し訳ない!クレームがきたら、通報されたらどうしよう!すぐに泣き止ませなければ!泣き出す前に泣かせないように対処しなければ!と、ものすごく神経質に緊張して、常にいたたまれない気持ちでした。ワンオペだったら、病んでたかもしれません。

いくら夜泣きしてもかまわない環境だったら、もっとおおらかな気持ちで過ごせるのに。泣いてもいいんだよ、という気持ちで、少し泣かせておくくらいの心の余裕が持てるのに。そう思って、騒音対策の製品を調べまくりました。壁に防音シートを貼ったり防音カーテンを付けたりというくらいでは、どうしようもないレベルの大絶叫だったので、子どもが泣いたら逃げ込める完全防音の空間、という観点で調べました。

ネットで出てきたのは、10万円前後の簡易防音ルームとか↓

簡易吸音室 ライトルーム Lサイズ 1人用 Infist Design

段ボール製の組み立て式簡易防音室だんぼっちなど。↓ 

組立式 簡易防音室 だんぼっち

でも、どれも高いし、空気が悪そうだし、夏は暑いし、不要になったら処分するのも大変。却下。

一番現実的だったのは、ヤマハのレンタル防音室でした。月1万円ちょっと~から揃っていて、オプションでエアコンも装備できます。とはいえ、借家に設置するのは結構大がかりな感じで躊躇してしまうし、広い空間が必要だし、オプションつけるとレンタル料がバカにならない。↓

結局、既存の製品では解決策が見つからないまま、大変な夜泣きの時期を過ごしました。本当にどうしようもないときは、よくある話ですが、車に籠りました。ちなみに我が家の車庫は頑丈な鉄筋で完全防音に近かったので、深夜2時に泣き止まなかったときは、いったん外に出て車庫に止めた車の中で子どもをあやしました。車庫がなくても、住宅街から離れたところまでドライブするという手もありますね。

とはいえ、やっぱり家にいる状態で何か対処できる方法・製品はなかったのか…と今でも思います。既存のレンタル防音室ほど大がかりでなく、自分で設置できるレベルの簡易性と完全防音を満たす、夢のような製品。

 

5.水回り自動掃除機

我が家は産後に備えて、食洗器・洗濯乾燥機・ルンバ・ホットクック(自動調理器)などの時短家電を買いそろえていました。でも、盲点は水回りの掃除。産後1ケ月はお風呂に入れないし、水仕事なども避けるように言われているけど、風呂場や洗面台、トイレなどの水回りは容赦なく汚れていきます。もちろん夫が掃除しましたが、いろんな家事が自動化されているこのご時世、水回りだけ手作業なんて効率が悪すぎます。早く、早く水回り関連の自動化を!開発者の皆様、お願いします!!

 

ほかにも、思い出したら追記していきます。

 

Photo by Nyana Stoica on Unsplash