空気なんて読まなくていい。ぶち壊すくらいの気持ちでちょうどいい。
社会人生活のなかで、いつの間にか、異常なまでに空気を読むことを覚えた。
謙遜して、恐縮して、へりくだって、丸くなって、和を乱す自己主張はせず、意見をいう時は相手の反応を見ながら言い方を変えて、トラブルが起きないよう根回しして、目立たないように、でも堅実に、自分は常識的な人間ですという顔をして、信頼できるちゃんとした人と思われたくて。
結果、心底つまらない人間になり下がりました。
本音でぶつかってくれた人にも、本心を見せずに交わして、ただやり過ごした。本当に不誠実だったと思います。
空気を読んでしまうタイプの人は、逆に空気をぶち壊すくらいの気持ちでちょうどいい。それでやっとバランスがとれる。せっかく持ってる「人と違う部分」を、ヤスリで丸く整えるのはもうやめよう。もっと削って、とがらせる努力をしなくちゃいけない。そうじゃなきゃ、自分として生きる意味がないもんね。